設計やデザインの研究や教育の重要性の高まりと,分野横断的な議論の必要性の高まりを背景として,精密工学会,日本デザイン学会,日本機械学会,日本設計工学会,日本建築学会の5学会は,「設計」や「デザイン」を包含する上位概念としての“design”を対象としたシンポジウムを2004年7月に開催し,その後,人工知能学会を加えた6学会共催による隔年のDesignシンポジウムを,多様な参加者による活発な議論の場として継続的に開催してきました.Withコロナ,postコロナの今後,カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーなどのSDGsに関わる課題,サブスク,個人化など新しいサービス提供の動きなど,“design”にまつわる課題,期待は大きくなる一方です.Designシンポジウム2021は,designに関わる研究教育の動きとして東京大学生産技術研究所・同所価値創造デザイン推進基盤,東京大学人工物工学研究センターを今回の共催に迎えながら,一般講演,特別講演,パネルディスカッションなどを企画致します.様々な分野の研究者,設計者,デザイナー,技術者,学生など,多くの皆様のご参加をお待ちしています.