Designシンポジウム2025

特別企画セッション

生成する知と設計する知 ― AIと人間の共創が拓くDesignの未来
(6学会合同特別セッション)

開催概要

日時:
2025年12月2日(火) 10:00–12:00
会場:
慶應義塾大学 日吉キャンパス 来往舎 2階 G・H会場(大会議室/G・H連結)
共催:
人工知能学会(幹事学会)、精密工学会、日本機械学会、日本設計工学会、日本デザイン学会、日本建築学会

セッション趣旨

AIが文章や画像だけでなく、構造物や概念、設計プロセスそのものをも「生成」する時代になりつつあります。そのとき私たちは、何を「設計」し、どのように「創造」するのかという問いと向き合う必要があります。

生成AIは、これまで専門的な知識や経験が必要とされてきた設計行為・構想行為を拡張し、誰もがアイデアやかたちを生み出せる環境をつくりつつあります。一方で、設計者が積み重ねてきた専門的知や、分野ごとに培われてきた設計の作法・倫理との接続を、改めて問い直す契機にもなっています。

本特別企画では、精密工学・機械・設計工学・デザイン・建築・人工知能の6つの学会から第一線の研究者が集い、「生成する知」と「設計する知」の交差点を探ります。構想・生成・評価をめぐる知のプロセスを共有しながら、人間とAIが共に創造する未来のDesign像について、分野横断的な対話を通じて描き出します。

構成(登壇順・内容概要)

オープニング(約5分)

司会・モデレーター: 清田 陽司(麗澤大学/人工知能学会)
開会挨拶、セッションの位置づけと進行の説明、登壇者紹介を行い、「生成する知」と「設計する知」の関係性を簡潔に提示します。

話題提供(各 12〜15分)

クロストーク・全体討議(約30分)

モデレーター:清田 陽司(麗澤大学)
各学会の登壇者を交えたパネル形式で、以下のような問いを軸に議論します。

聴衆からのコメント・質問も交えながら、生成AIが変えつつある「designの哲学」と、 それぞれの現場実践のあいだを行き来する対話を目指します。

クロージング(約10分)

各学会代表から一言ずつコメント(1分×6名)をいただき、本特別企画で浮かび上がった論点を振り返りつつ、 次回以降のDesignシンポジウムや、各学会での継続的な対話への展望を共有します。